コレクション: クラフトビール<離宮の雫>

爽やかな香りとすっきりとした味わい
ゴールデンエール。
それは1口ではなく、1杯飲んで完成するビール。
強烈な香りや苦味などの派手さは決してなく、1口飲んだときのインパクトは弱いかもしれない。
でも飲み進めていけば、きちんと香りもあり、しっかり苦味もコクもある。
そう、グラス1杯飲んで味わいや特徴が完成するビールです。
日本名水百選に認定の硬度がやや高く
ミネラルが豊富な水無瀬神宮の御神水を使い、シンプルで繊細な味に仕上げました。
◇水-water-

京となにわが出会う場所(まち)、島本町。
鍋奉司 円奏が本社を置くこの地は、天王山の麓にあたり、万葉の歌にも詠まれるほど名水の里として知られており、水無瀬神宮の御神水は「離宮の水」として、大阪府下で唯一の全国名水百選に認定されております。そして日本最古のモルトウイスキー蒸溜所もこの地にあります。

ビール造りに欠かせない大切な水には、日本では珍しく、カルシウムやマグネシウムが多く含まれている硬度が比較的高い「水無瀬神宮の御神水」を使用しています。
◇醸造- brewing-

まだ陽もない早朝から、ビール造りは始まります。
発酵タンクは、現代のビール造りでは珍しい、
香りと味の幅の重層が特徴のオープンファーメンター(解放式発酵タンク)を採用。
malt:○g、hop:○g、aroma:○g
○℃○分で、次は△℃で△分。
phは○○で、糖度は○○。
ビールの世界は、まさに数字の世界。
計測はしっかりと行います。

少しずつ変化を与え、変化のたびに少し待ち、また変化を加えて少し待つ。
「美味しいビールになりますように」と、願いながら。
◇素材- material-

1週間寝かした酵母にアメリカ産の小麦とホップ、水無瀬神宮の御神水が協奏。

ゆっくり時間をかけて。
◇醸成- brew-

たどり着いた、眩しく輝く黄金色。
ゴールデンエール。
その名のとおり、白濁を許されず、きれいな黄金色をしたビール。爽やかな香りとすっきりとした味わいが特徴です。
強烈な香りや苦味などの派手さは決してなく、1口飲んだときのインパクトは弱いかもしれない。
でも飲み進めていけば、きちんと香りもあり、しっかり苦味もコクもある。
そう、グラス1杯飲んで味わいや特徴が完成するビールです。
意外に思われるかもしれませんが、シンプルで繊細なビールほど造るのが難しいと云われています。

水無瀬神宮、離宮の水。ご存知でしたでしょうか?
ゴールデンエールと同じく、控えめな名水。
たまには「控えめだけど、実は…」というビールを、じっくり嗜む時間はいかがでしょうか?
